短編小説 第23話。
前回のおはなしはこちらになります。
うさとぶーはショッピングモールにてちてちウォーキングをしにきていました。

今日はね、1万歩目指すんだよー

ぶーも歩くんだよー

うさぎの「うさ」とぶたの「ぶー」は「てちてち」とショッピングモールでウォーキングをはじめました。
色んなお店があって楽しい景色がふたりの前に広がっています。
ふたりは1階から3階まであるショッピングモールをてちてちと歩いていきます。
このショッピングモールは端っこから端っこまで歩くと3000歩くらい。
かなり広めのショッピングモールだけど迷わないで歩いていけるのかな。

1階のはじっこから歩いていくんだよー

ぶーもー!
うさが歩き出すとぶーもすぐ後ろを頑張って付いていきます。

あ、お肉屋さんだー!

美味しそー!
うさとぶーはお肉が大好き。
うさがお肉屋さんを見つけるとぶーは立ち止まってお肉屋さんを眺めてしまいました。
うさは立ち止まったぶーに気が付かずにてちてちと歩いていってしまいます。

今度takaに牛肉買ってもらうんだよー!
ぶーも一緒にtakaにおねだりするんだよー
うさはぶーに話しかけながら振り返るとぶーはいません。

あれ?ぶー?
遠くの方でお肉屋さんの前で立ち止まっているぶーを見つけたうさはてちてちとお肉屋さんに戻ります。

ぶー、ダメなんだよ、買えないから今度takaに買ってもらうんだよー

ぶー、我慢するんだよー!
うさはぶーの手を引いて再び歩き始めます。
ふと、うさはぶーを見るとさっきのお肉屋さんで出てしまったよだれがいっぱい口の周りについてました。
うさはぶーの口の周りについたよだれを拭いてあげました。

ちゃんとうさに付いてくるんだよー

ぶー、ちゃんと付いていってるんだよー
今度は離れないようにうさはぶーの手をしっかりと握ります。
てちてちと歩いていくふたり。
1階を歩き終えると、次は2階にエスカレーターで上っていきます。
エスカレーターで上ってるとぶーはウキウキして楽しそう。
うさは危ないのでしっかりとぶーの手を握ります。
ぶーはうさの手を握りながら手すりから下を見ています。

ぶー、そろそろエスカレーターを降りるんだよー

分かったんだよー
ふたりは2階に到着しました。
ショッピングモールの2階は洋服がたくさん売っていました。
かわいくてきれいな洋服にうさは目を輝かせます。
ぶーはあんまり興味がなさそうです。
ふたりはてちてちと歩き始めました。
しばらく歩くと、うさは一着の洋服を前に立ち止まります。
ぶーは立ち止まったうさに鼻をコツン、とぶつかって止まりました。

どうしたのー?おねーちゃん。
うさは立ち止った目の前にある、「ラズベリーピンクの服」が気になるみたい。

な、なんでもないんだよー
ウォーキングを続けるんだよー。
うさはぶーの手を引くと再び歩き始めました。
きっとうさおねーちゃんはあの「ラズベリーピンクの服」が欲しかったんだろうと、ぶーは気付きました。
でもすごく高そうだし、居候の身のふたりはtakaにおねだりはできなさそうです。
歩きながらぶーはうさに言いました。

ぶーがいつか買うんだよー。

うん?何か言ったのー?

なんでもないんだよー。
その後、3階までしっかりと歩いたふたり。
うさとぶーは楽しく歩けたみたい。

ふたりはてちてちウォーキングを終えてtakaが待つ、おうちに帰ります。
すると、うさは立ち止まってぶーの頭をナデナデします。
そしてうさはぶーの頭をナデナデしながら「ありがとうなんだよー」と言いました。
もしかしたらぶーの一言をうさは聞こえていたのかも。
つづく
ダイエットうさぎとハラペコのぶた 
