短編小説 第22話。
前回のおはなしはこちらになります。
シューマイが苦手なことが判明した、うさぎの「うさ」。
シューマイに苦手な要素なんて無さそうなのに。いったいなんで苦手なんだろう。
後日、わたしはチキンライスとスープ、サラダを作った。


うさー、ぶー、ごはんだよー!
居間でゲームをしていたうさぎの「うさ」とぶたの「ぶー」がてちてちと台所に向かってくる。
歩いてくる、その足音がとても軽快でうれしそうに聞こえた。

うさ、居間まで運ぶんだよー!

ぶーも運ぶー!

うん、おねがいね。
居間に食事を運ぶわたしたち。
食事のにおいを嗅ぎつけた旦那も2階から降りてきた。

もうお昼か…。

そうだよ、仕事してたの?

いや、寝てた。

寝すぎでしょ…

やがて居間の食卓に食事の準備が出来た。
うさとぶーの手伝いもあって準備はすぐに終わった。

全部持ってきたんだよー

持ってきたんだよー

よし、じゃあたべようか。

うさ、ぶー、野菜から食べた方が血糖値が上がりにくくなるからオススメだぞ。

血糖値ー?

けっとうちー?

そう、血糖値とはな…
またしても旦那がくどくどと話し始めた。
うさとぶーは多分、分かってないと思う。
するとチキンライスを一口食べたうさがビックリした表情を浮かべた。

こ、これはー!

?
うさが何かに驚いている。
この間のシューマイと同じ反応だ。

うさ、これ苦手なんだよー。

チキンライスダメなのー?!
ぶーはいつもどおり美味しそうにむしゃむしゃと食べていた。

むしゃむしゃ。

ぶー、お米がこぼれてるぞ。
いつもどおりぶーは口元が緩かった・・・。
それにしても・・・
まさかお米大好きなうさがチキンライスが苦手なんて…!

うさの分、作り直すよ、何にする?

米も鶏肉も食べられるのにな。

ねー。不思議だね。
ホントに不思議。
お米も鶏肉も全然大好きなのに。
すると旦那が。

分かったぞ・・・うさ、これだろ!
旦那は緑色の丸い物体、グリーンピースを指差した。
うさはウンウンと首を縦に振った。

これかー!

まあ分からんでもないなー!
確かにグリーンピースが苦手な人は一定数いるかも。聞いたことあるし。

いやー、スッキリしたねー!

ホントだなー!

なんか・・・虫みたいで嫌なんだよー

食べた事ないんだろ?目をつぶって、食べてみ。ふつうに豆だから。

こわいんだよー!

まあ、うん、慣れだよねー。

むしゃむしゃ
好き嫌いはない方がいいけど、世の中には何でも食べちゃう国もあるし。
虫でも動物でも何でも…
とりあえずナゾが解けて良かった!
いつかうさがグリーンピースを克服できるといいね!
つづく。
ダイエットうさぎとハラペコのぶた 
